短文、彼女たちの気持ち
子宮の内部をお掃除して検査することになった。
「掻爬」という、保健体育の授業で習うやつだ。保健体育的には、堕胎の文脈で語られる。
あ、私のお腹の中にはもちろん子供はいないんだけど。
前日である今日。
明日の検査(というか手術)は日帰りだ。その程度には簡単な手術で、婦人科ではありふれたものらしい。
お医者さんだって慣れてる。
それなのに、不安で、なんか落ち着かない。
これが堕胎だったら、と思うと、本当にいたたまれないと思う。
一つの命を天に帰すという事実の他に、母親にだって不安や悲しみがあることが、すごくよくわかった今日なのであった。
私のソレ、無事に終わってちょー。